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「準中型免許」は2017年に新設されて免許区分であり、この免許の登場に伴い、普通自動車免許で運転できる車両基準が変わるなどの変更点が出ました。
準中型免許の正式名称は「準中型自動車第一種運転免許」であり、この免許を取得すると「車両総重量 7.5トン未満」「最大積載量 4.5トン未満」「乗車定員10人以下」という条件をすべて満たした車を運転できるようになります。
準中型免許の取得方法は、以下を満たしている方です。
・満18歳以上
・視力:片目0.5以上かつ両目0.8以上(メガネ・コンタクト可)
・深視力:検査での誤差が平均2cm以下
・聴力:10mの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえる(補聴器可)
・色彩識別能力:赤、青、黄の3色が識別できる
・準中型免許の運転に支障をきたす身体障害がない
※万が一身体障害があっても、補助手段を取り入れることで運転に支障をきたす恐れがないと認められれば問題ありません
準中型免許が新設される以前は、流通の主力となる2トン・3トントラックを運転するには「中型免許」が必要でした。
しかし、中型免許は20歳以上かつ免許期間が2年以上なければ取得できません。
流通業界は人手不足が顕著であり、特に若年者の数が圧倒的に不足しています。
このドライバー不足を解消するために、準中型免許という区分が新設されたのです。
トラックドライバーとは、トラックを運転し貨物を目的地まで輸送する職業です。2017年に「準中型」が新設されて以降は、「大型」「中型」「準中型」「小型」の4つの区分が存在します。
国土交通省の「トラック運送事業者数の推移」によると、令和2年度時点のトラック運送事業者数は62,844と発表されており、新規参入事業者数は1,259となっています(単位:者)。
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準中型免許の取得は、自動車教習所への通学や合宿免許を利用するほかに「指定自動車教習所へ通って技能卒業検定に合格する」という方法もあります。
いわゆる、一発試験・一発免許という方法です。
教習所や合宿を利用する場合は数十万円の費用が発生しますが、もし仮に一発試験で合格できれば、取得費用を大幅に減らしかつ最短で準中型免許を取得できます。
しかし、教習所で身につける知識・運転技術を独学で取得しなければならないため、合格できる可能性は高くありません。
免許取得後は公道を走ることになるため、試験難度も非常に高く設定されており、そう簡単に取得はできません。
「費用を抑えるために一発試験に挑んだが、何度も落ちて結局費用がかさんでしまった…」ということもあり得るため、基本的には通学か合宿での取得をおすすめします。
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