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「通関士」は、財務省が管轄する貿易関連で唯一の国家資格であり、税理士ですら扱うことが許されない「関税」を扱うことができる専門性の高い資格です。
通関士になるには、まず国家資格である通関士試験に合格しなければいけません。
試験は学歴や年齢等の受験資格がないため、どんな経歴の方でも受験料され支払えば受験することができます。
ただし、試験に合格したからといってすぐに通関士として働けるわけではありません。
試験に合格後に通関業者へ就職し、通関業者から通関士としての届け出が出され、財務大臣による確認が完了したあとに実務に携わることができるようになります。
なお、通関業者・通関業務部門のある企業以外の商社やメーカーなどに勤務する場合は、通関士と名乗ることできない点に注意しておきましょう。
「通関士」とは、財務省が管轄している貿易業界唯一の国家資格であり、「通関書類の審査」「通関書類への記名・捺印」という独占業務を持っています。
税理士ですら扱うことが許されない「関税」を扱うことができる専門性の高い資格です。
厚生労働省が公開している情報によると、令和2年時の通関士に属する就業者数は、全国で309,100人と発表されています。
そのうち、大阪府には18,780人が就業しています。
関西圏にも数多くの事業所が存在し、大阪市内を除く大阪府内にもさまざまな求人があるため、絞り込み検索などを活かして自身の希望に叶う就職先を見つけましょう。
通関士の仕事は、輸出入の許可を出す役所である税関に、貨物を通すことです。
税関は「国の門番」として安全かつ公平に貿易がおこなわれるようチェックしなければいけません。
対して通関士は、輸出入をしたい商社やメーカー等の「依頼人と税関との間に立ち、貿易が円滑におこなわれるようにする」といった潤滑剤の役割を果たしています。
具体的には、税関に提出する書類の作成や確認、関税額の確認・納付、輸出入審査や検査の立会い、(税関名に対して)不服がある際の申し立てなどをおこなっています。
日本は島国であり、他国との貿易が非常に重要となるため、通関士の役割もとても重要といえます。
また、自由貿易が拡大しつつある昨今において、その重要性がますます大きく拡大していく仕事といえるでしょう。
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