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「整備管理者」とは、事業用として利用する自動車の点検・整備・車庫の管理などをおこなう職種のことです。
事業用自動車(トラック・バス・タクシーなど)を一定台数以上を保有する場合は、自動車の使用者は整備管理者を選任する義務があります(一つの営業所に最低一人の整備管理者の選任が義務付けられている)。
あくまで「管理する立場」であるため、整備管理者自らが全車両の日常点検を実施する必要はありません。
各種ドライバーが毎日しっかりと日常点検を実施することを管理し、点検結果による運行可否を判断することが求められます。
また、車両数が多くなるほど管理業務が困難となることから、実際の業務量・状況に応じて、適切な数の整備管理者または整備管理補助者を選任することが推奨されています。
整備管理者になるには、以下いずれかの要件を満たす必要があります。
●2年以上の実務経験＋実務経験の証明＋研修を受ける
●自動車整備士の資格を持っている
仮に整備管理者を選任していない場合は行政処分が下されるため、今後もかならず必要とされる職種といえます。
将来性のある職種ともいえるため、物流業界や自動車運送業に長く携わりたいという方は、要件を満たせるよう工夫してみるのもいいといえるでしょう。