車の所持者は車庫証明書が必要！？書き方から発行までを解説！

住居から離れたところで車を購入した際や、車を直接譲り受けた際、車庫証明書を自身で取得しなければならない場合があります。

「でも、車庫証明書ってどこで取得できるの？どうやって発行してもらうの？」など、多くの疑問を抱かれる方も沢山いらっしゃると思います。

そこで今回は、車を所持している際に必ず必要となる車庫証明書の概要説明から取得方法、気を付けるべき注意点など順を追って解説いたします。

車庫証明とは？

車庫証明は正式名称で「自動車保管場所照明証」といいます。

この証明書は車を保管している場所、つまり駐車場の存在があることを証明するためのものです。

新車であれ中古車であれ、車の所持者であれば必ず登録しなければならない決まりとなっています

取得の手続きに関しては、車の購入先のディーラーや、中古車販売店が代理人となってくれる場合が一般的とされています。

しかし、遠方にある車を購入したい際には、車の販売店から自身での車庫証明書取得をお願いされることもあります。

また、知人や親戚等から直接車を譲り受けた際、引っ越し等で車を保管する住所の変更や、車庫の変更があった際などにも、自身で手続きを行わなければなりません。

中古販売店やディーラーなどに車庫証明取得を代行してもらう場合、手続き費用以外に代行手数料がかかってしまうため、節約するために自身で済ます方もいらっしゃいます。

軽自動車に関しては車庫証明書が不要な代わりに保管場所届出制度が必要となります。

保管場所届出制度の届出先は車庫の所在地を管轄する警察署となっています。

車庫証明の発行に必要なものは？

車庫証明書の発行には必要書類がいくつかあり、普通自動車と軽自動車では必要になる書類内容も変わってきます。

以下の項目から必要書類の準備に怠りがないか確認しましょう。

自認書と保管場所使用承諾証明書に関してですが、車庫を自身で所有している場合と、他者から借りている場合では、必要な書類が異なります。

車庫を自身で所有している場合

・自認書が必要

・保管場所使用承諾証明書は不要

車庫を他人から借りている場合

・自認書が不要

・保管場所使用承諾証明書が必要

これらの書類は警察署の窓口でも入手可能ですが、オンライン上でダウンロードすることができますので、プリンターをお持ちの方はダウンロードして印刷することもできます。

車庫証明取得にかかる費用や手数料

申請手数料

基本…約2,000～2,200円

北海道…2,200円
東京都…2,100円
大阪…2,200円
福岡…2,200円

標章代

基本…約500～600円

北海道…550円
東京都…500円
大阪…500円
福岡…550円

また、車庫証明の取得にかかる費用や手数料は、地域によって微妙に異なります。
基本的には申請手数料が約2,000円～2,200円、標章代が約500円～600円なので、合計で約2,500円～2,800円支払うことになります。

車庫証明取得の手数料はクレジットカードなどで支払い不可なため、自身の地域ではいくらかかるのかを事前に確認しておきましょう。
また、地域により現金で支払う代わりに収入証紙を購入する場合もあります。

車庫証明を取るうえでの注意点

車庫証明をの有効期限に気を付けよう

警察署で取得できる車庫証明ですが、有効期限があります。

有効期限までに車の登録を済ませておかないと、有効期限切れとなり、再度車庫証明を発行しなければならなくなってしまいます。

再発行になってしまっては手間も増え面倒ですし、再度手数料も負担する必要が発生するため、有効期限切れにならないよう気を付けましょう。

の3つが記載されています。これらの記載内容が確認できるように、保管場所標章シールを自動車の後部ガラスに貼ることが義務付けられています。

保管場所を所持している大事な証明となりますので、貼り忘れることのないようにしましょう。

保管場所標章シールも車庫証明と同様に再発行することでできます。

紛失・破損した際は管轄内の警察署で再発行の申請が行えます。

まとめ

車庫証明は車の登録のために必要な証明です。

車を購入した際は納車日に遅れが出ない様、取得するタイミングには十分に考慮しましょう。

忘れてしまいそうな方は、車の購入契約後すぐに車庫証明を取りに行くことで有効期限切れを避けることもできます。