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自転車は中古で購入しても大丈夫?中古品やネット通販で買う際の注意点を解説します!

この記事は約9分で読めます。

自転車を購入するとなったとき、新品と中古品のどちらを購入しようかで悩む方は多いと思います。

しかも、ネット経由で自転車店を通さずに、直接個人の方と自転車の売買をする方法も増えてきています。

安く、そして手間をかけずに購入できるのが中古品やネット通販のメリットではありますが、同時に注意しておくべきこともたくさんあります。

今回は、「自転車を中古で購入する際に気を付けること」について、詳しくご紹介をしていきたいと思います。

中古品やネット通販を利用するメリットとは?


中古自転車を購入する最大のメリットは、やはり「新品よりも安価に購入できる」という点にあります。

「新品では手の届かないような商品が中古なら購入できる」という場合もありますし、そもそも「できるだけ購入費用を抑えたい」という方もいらっしゃるはずです。

また、中古購入の場合、新品では入手困難な商品が見つかることもあります。

特に、限定生産モデルは、販売期間が終了してしまうと新品で購入することがかなり難しくなります。

オークションなどの個人による出品の場合は、さらに多くの種類から商品を選択できる可能性が高まりますので、より選択肢の幅が広がることとなるはずです。

後は、ネット通販で購入する場合、「自転車屋さんに行く手間が省ける」というのもメリットになるかと思います。

「仕事や家事が忙しくてまとまった時間が取れない」「子どもの面倒を見なければいけない」など、自転車屋さんに行って比較・検討する時間が作れないという方もいらっしゃるはずです。

ネット通販であれば、スマホやパソコンで家にいながらさまざまな情報を入手できるため、隙間時間や夜・寝る前など、自分の好きなタイミングで情報収集することができます。

購入した自転車は、指定した住所まで配達してくれるので、自転車を受け取りに行く手間も発生しません。

“安価”かつ“楽”に入手できるのが、中古品やネット通販を活用するメリットといえるでしょう。

中古品・ネット通販を利用するデメリットとは?

最大の難点は、「車体の状態が把握しづらい」ということです。

自転車はさまざまなパーツで構成されていますが、そのすべてが“消耗品”であり、“中古品=何かしらのパーツが劣化している状態”となります。

実店舗で実物をみれば、外見上の劣化はある程度は判別できます。

しかし、ブレーキやタイヤのチューブといった内部的な問題は確認することは難しいです。

ただ、実店舗であれば、その店の自転車整備士などのプロが点検・清掃、場合によってはパーツの交換などをしてくれていることが多いため、比較的安心はできます。

不明点があれば、その場で店員に確認も可能です。

しかし、ネット経由の中古品……特にオークションやフリマなどで購入する場合は、個人間のやり取りが基本となるため、余計に車体の状態が判別しづらくなります。

添付されている画像や、投稿主から情報だけが頼りになってしまうのです。

特に「電動アシスト自転車」などの購入を検討されている方は、バッテリーの状態には注意しておいた方が良いかと思います。

バッテリーは明確な状態が分からないことが多く、「購入したのにバッテリーの持ちが悪すぎる」ということも十分あり得ます。

購入後にバッテリー交換することになれば、数万円(相場は2万円~4万円)の出費がかさみますし、古い型番の場合は「対応するバッテリーの生産が終了しており、交換できない」ということもあるのです。

自転車の寿命は車体によっても異なりますので、この点をしっかりと理解したうえで購入に踏み切った方が良いかと思います。

防犯登録の”抹消”と”再登録”について


中古自転車を購入する際に注意しなければいけない点に、「自転車の防犯登録」があります。

※「自転車の防犯登録」については、以下記事を参照ください※

というのも、中古自転車を購入したり自転車を譲り受けたりした場合は、自分で自転車の防犯登録を行わなければいけません。

防犯登録は法律で義務付けられており、未登録のままにしておくと、盗難車両だと勘違いされたり・盗難された際に自転車の発見が難しくなるなどの問題が生じてしまいます。

そして、防犯登録を行うためには、「前所有者の防犯登録が抹消されていることを確認しておく」必要があります。

抹消されていないと、防犯登録をすることができないからです。

加えて、防犯登録をする際には、前所有者からの「譲渡証明書」が必要となりますので、こちらも忘れずに販売主に発行してもらってください。

実店舗で購入する場合は、店員さんと相談しながらその場で手続きを進めることができるので安心ですが、問題はオークションやフリマアプリなどで購入する場合です。

店舗を介さずに個人間のやり取りになってしまうので、「防犯登録は抹消されているか?」をしっかり確認し、その上で譲渡証明書をもらう必要があります。

この確認を怠ってしまうと、後で購入者が面倒な思いをすることになるため、絶対に確認しておいてください。

尚、防犯登録をする際に必要なものは、以下の通りです。

◆自転車本体
◆保証書もしくは販売証明書
◆身分証明書
◆登録料(自治体によって異なる)
◆譲渡証明書(前所有者が発行する)

これらを用意したうえで、自転車防犯登録所として認められている店舗に自転車を持ち込んで、手続きを進めてください。

中古自転車は、実店舗で購入するのがオススメ!

中古自転車の購入は、メリットがある反面デメリットも存在します。

特に、防犯登録は必要なものを揃えたうえで実店舗に赴く必要があるため、結局手間が発生してしまいます。

また、オークションやフリマアプリ経由で購入した場合、画像や販売者からの情報のみで検討しなければいけないため、「思っていたのと違う……」なんてこともあるかもしれません。

実際に、

◆梱包がいい加減で想定以上に傷ついて届いた
◆写真ではわからないところに大きな凹みがあった
◆バラバラで届き、組み立て方がわからない
◆保証書等の書類がなくて防犯登録が出来ない
◆使用したらすぐに壊れた

といったトラブルが起こる可能性もあるのです。

そのため、ネットに不慣れな人ほど「実店舗(自転車屋さん)で購入を検討した方が良い」かと思います。

「実物を目で見て確認できる」「店員に相談できる」「専門家の手によってメンテナンスが行われた状態で販売されている」など、個人売買よりも実店舗で購入する方が、高い安心感を得ることができるはずです。

ただし、店舗の種類によって信頼度は変わってきますので、いくつかの自転車屋さんに赴き、信頼できるショップを選ぶことが大切です。

尚、人によっては「どうしてもネット通販で購入したい!」という方もいるかとは思いますので、その場合は“近所でメンテナンスができる自転車屋さんを探しておく”ことをオススメします。

いずれにせよ防犯登録はしに行かなくてはいけませんので、防犯登録をするついてでに主要部だけでも点検してもらうといいでしょう。

その後も、修理やメンテナンスで利用する可能性は高いので、近所で探しておけば何かトラブルが発生したときにもすぐに対応してもらえて便利かと思います。

ネットで購入する際に確認すべきこと


特に、オークションやフリマで購入する場合、しっかりと情報収集してから購入した方が良いのですが、「どういった点に注目して確認すればいいか分からない」という方も多いかと思います。

注目すべき点は、以下の4つです。

1.商品の概要が丁寧に記載されているか?
2.商品画像は複数枚アップされているか?
3.発送方法や組立状況はどうか?
4.保証書などの付属ツールは用意されているか?

順に解説を加えていきます。

商品の概要が丁寧に記載されているか?

自転車は消耗品であり、中古品であれば何かしらのパーツが大なり小なり劣化しています。

そのため、「使用年数」「状態」「今までの利用頻度」などが詳しく掲載されているものを候補に加えた方が、より納得のいく自転車を購入できることに繋がるかと思います。

情報が少ないものだと、状態が判別しづらいだけでなく、不利になる情報を隠している可能性も否定はできません。

現物を見ることができず、記載されている情報だけが頼りになりますので、この点はしっかり確認しておきましょう。

後、上述でも記載した通り、電動アシスト自転車の購入を検討している方は、バッテリーの品質は特に注意して確認しておいてください。

「バッテリーの寿命年数」「互換性があるかどうか」の確認は必須事項です。

また、バッテリー交換時のために、記載されている型番もチェックしておくのがベストかと思います。

商品画像は複数枚アップされているか?

商品画像も貴重な情報源であり、「商品画像の解像度(画質)」「その画像枚数」が大切となります。

解像度に関しては、「きれいに撮影されているか?」というよりも「商品の状態が見やすく判別できるか?」という点が重要です。

良心的な出品者であれば、自転車本体の品質が分かるように、拡大画像や違う角度で撮影されている画像がいくつもアップされているかと思います。

逆に、商品画像の数が少なかったり、遠目から撮影しているような画像しかない場合は要注意。

購入後に届いた自転車を確認すると、傷がついていたり・思った以上に劣化しているなどの可能性があり得ます。

できる限り、タイヤ・リム・スポーク・チェーンなどの状態もしっかり確認できるような画像がアップされている商品を選ぶことをオススメします。

発送方法や組立状況はどうか?

販売店や専門の通販サイトで購入すれば、基本的には組み立てられた自転車が届くこととなります。

しかし、オークションやフリマなどの場合は、自転車がバラバラの状態で届くようなこともあり得ます。

発送方法や組立状況が記載されていない場合もありますので、購入前に、出品者に「自転車がどのような状態で発送されるのか?」を確認しておくといいでしょう。

保証書などの付属ツールは用意されているか?

パソコンや電子機器を中古で購入した場合であっても、取扱説明書やメーカーの保証書が同封されているかと思います(仮に無い場合は、その旨の記載があるはず)。

これは自転車にも同様であり、中古で購入してもメーカーの保証書が付いてきます。

上述でも記載した通り、保証書(もしくは販売証明書)がないと、購入後に防犯登録ができません。

出品者の方に、保証書や取扱説明書の書類一式が付いてくるかは、購入前にしっかりと確認しておきましょう。

また、スペアキーがあるかどうも確認しておくことをオススメします。

まとめ

中古自転車は、安価に購入できる反面、注意しておかなくてはいけない点がいくつか存在します。

特に、オークションやフリマで購入する場合は、その詳細をしっかりと確認してから購入することをオススメいたします。

ちなみに、中古自転車の購入方法は、ここでご紹介した「自転車販売店での購入」や「オークションやフリマなどの個人売買」の他にも、「リサイクルショップ」で販売されていることもあります。

また、市区町村をはじめとした自治体では、放置自転車をリサイクル自転車として販売していることもあります。

これらは、自転車販売店と同じく実店舗で商品を確認できるメリットがありますが、自転車専門店ほどメンテナンスが行き届いていない可能性も考慮しておかなくてはいけません。

いずれの方法で購入するにせよ、自転車を中古で購入する場合は、特に慎重に候補を選んだ方が良いかと思います。

確かに新品に比べて安価に購入できる点は魅力ですが、「安く購入したものの、後から修理費用を取られて割高になった」ということも十分あり得るのです。

車体の状態をしっかり確認し、デメリットや危険性を理解したうえで、中古自転車の購入を行うようにしてください。

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